スリールは産前産後のケア専門の整体サロンですが、特に来院される方の中でも多い症状が腰痛です。
上記の通り、産後の腰痛の原因は、一人一人様々な要因が複合的に重なって起こることではありますが、大きく4つに分けられます。
- 1.妊娠・出産による骨盤の歪み
- 2.姿勢の変化
- 3.筋力、特に骨盤底筋の低下
- 4.体の使い方
一つずつ産後の腰痛の原因詳細を解説していきます。
妊娠・出産による骨盤の歪み
骨盤は、妊娠中から出産に向けて、リラキシンというホルモンによって緩まり赤ちゃんの産道を開きやすくなります。
出産時に骨盤がしっかり開くことで赤ちゃんが産道を通れますが、その代償として歪みやすくなっているのです。
腰回りから上の体を支えているのは安定して土台となっている骨盤です。
骨盤が歪み・開いているとしっかりと支えられなくなり、本来は負担のかかりにくい関節や靭帯に負担がかかったり、安定して支えられない骨盤を周囲の筋肉が支えようとして強い負担がかかり、結果的に腰痛になります。
また、骨盤が開くことで内臓が下がってしまい、ぽっこりお腹や、産前のズボンが履けなくなるなどの悩みも多くの方が抱えてしまいます。
姿勢の変化
赤ちゃんがお腹の中で大きくなるに連れて、ママのお腹も大きくなってきます。
すると徐々に骨盤は前におじぎをするように倒れ、反り腰になってしまいます。すると、骨盤や周囲の筋肉がそれぞれまんべんなく役割分担して支えていた体重が、骨盤の角度や重心が変わることで、腰に一点集中してしまうのです。
、産前産後関係なく反り腰の方は腰痛になりやすいので、もともと反り腰だった方はさらに負担が増し、改善されないママ強い腰痛で悩む方も多いです。
問題は、その反り腰の姿勢が産後も癖になり戻っていないことにあります。
筋力、特に骨盤底筋の低下
骨盤底筋(こつばんていきん)とは、ハンモックのように骨盤の底で子宮や腸・膀胱などを支えてくれている筋肉のことです。
妊娠・出産により骨盤が歪んだり開いたりすることで、骨盤底筋は引き伸ばされ、ダメージをうけてゆるゆるになってしまいます。これが腰痛以外にも内臓下垂によるぽっこりお腹や、骨盤矯正をしても戻ってしまう原因の一つでもあります。
また、骨盤底筋がゆるゆるだと尿漏れの原因にもなってしまうため、骨盤底筋を産後に鍛えて、機能を取り戻すことは本当に重要なことなのです。
体の使い方
骨盤が前傾してしまうことが腰痛の原因になってしまうことは前述の通りですが、上記の写真の左側はまさに骨盤が前傾してしまっている状態です。
このように、抱っこ紐や抱っこの仕方、授乳の仕方やその他の日常生活動作の中に、無意識に腰に負担をかけてしまっている姿勢や動作がたくさん隠れています。
なかなか自分では気づかないまま体を痛めつけてしまっている方は非常に多く、腰痛の原因としてかなりの割合を占めているでしょう。
産後の腰痛の改善方法
スリールでは、産後の腰痛の原因となるこの4つの要素を網羅的に対応しています。
- 1.妊娠・出産による骨盤の歪み
- 2.姿勢の変化
- 3.筋力、特に骨盤底筋の低下
- 4.体の使い方
①骨盤の歪みを痛みの無いソフトな骨盤矯正で整え、②妊娠・出産で体に染み付いた間違えた姿勢を再教育し、③骨盤底筋を正しく・効率的にトレーニングすることで機能を取り戻し、④正しい体の使い方をわかりやすく・できるように指導します。
この4つの原因のうちどれか1つが抜けているだけでも、産後の腰痛はなかなか改善しません。
一人一人の体の使い方の癖や姿勢、骨盤の歪み方や開き方などみんな、違います。スリールでは、このような一人一人の症状に向き合って施術しますので、お気軽にご相談くださいね!
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